研究検証台帳
世帯収入別にみた、給食のある日とない日の日本の小学生の栄養素充足
Chika Horikawa、Nobuko Murayama、Hiromi Ishida、Taeko Yamamoto、Sayaka Hazano、Akemi Nakanishi、Yumi Arai、Miho Nozue、Yukiko Yoshioka、Saori Saito、Aya Abe(2020年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.29219/fnr.v64.5377
- 確認日
標本
東日本4県の公立小学校19校の5年生836人。給食のある日2日とない日2日の食事記録と、保護者が回答した世帯収入(低・中・高の3区分)
報告
どの収入区分でも、給食のない日は多くの栄養素で摂取不足が多かったと報告した。給食のない日には低収入の子どもで鉄・亜鉛などの不足が中収入より多く、給食のある日にはこの差が有意でなかったとしている。
限界
- 一般化できない範囲
- 村山らの2017年の研究と同じ調査の別の分析で、独立した追試ではない。横断調査であり、給食の有無が差を縮めた因果効果は推定していない。
この研究を参照するページ
- 給食がある日とない日で、子どもの栄養のとり方に違いがあると報告されていますか?日本の小中学生の食事記録を使った研究では、給食のない日のほうが多くの栄養素で摂取不足が多かったと報告されています。12都道府県の研究では、脂質と食塩のとりすぎ、食物繊維の不足は給食のある日にも残っていたと報告されています。いずれも1時点の調査で、給食が健康状態を変えたかまでは調べていません。
- 家庭の収入による子どもの食事の差は、給食がある日には小さいと報告されていますか?東日本4県の小学5年生を調べた同じ横断調査の分析2本では、収入による栄養摂取の差は給食のない日に見られ、給食のある日には有意でなかったと報告されています。給食が差を縮めた因果効果を推定した研究ではありません。
- 給食のある日とない日で、子どもの栄養はどう違うと報告されているか日本の小中学生を調べた研究を、栄養の摂取、家庭の収入による差、肥満ややせの3つの問いに分けて、何が報告され、何が未検証かを整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。