昔の 中国の 知恵孫子の 兵法
「風林火山」の 意味『孫子』軍争篇の「其の 疾きこと 風の 如く」
「風林火山」は、『孫子』の軍争篇のことばを、四つの字にまとめた言い方です。風のようにはやく、林のようにしずかに、火のようにいきおいよく、山のようにどっしりと。もとの文を声に出して読み、四つの字の意味と、「風林火山の旗」として親しまれている旗のことを知ろう。
- 説明
- 2:04(7場面)
- 問題
- 3問
公開
やってみよう
自分で考えてから、答えをひらきましょう。
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1「動かざること 山の 如し」は、「どっしりと 動かない」「とても はやく 動く」「あちこちを 歩きまわる」の どの ようすですか。
ヒント
山は、動くでしょうか。
答え
「どっしりと 動かない」です。「動かざる」は「動かない」。山のように どっしりと 動かない ようすを たとえて います。
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2「風」が たとえて いる ようすは、「しずか」「はやい」「どっしり」の どれですか。
ヒント
「疾き」の 意味を 思い出しましょう。
答え
「はやい」です。「其の 疾きこと 風の 如く」の「疾き」は「はやい」。林が しずか、山が どっしりを たとえて います。
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3「風林火山」という 四字の まとまりに ついて、正しいのは、「『孫子』の 文に そのまま ある」「『孫子』の ことばを まとめた 言い方で、文には ない」「日本の 昔話の 題名」の どれですか。
ヒント
『孫子』の 文を 声に 出して 読んだ ときに、「風林火山」と いう 四字は 出て きたでしょうか。
答え
「『孫子』の ことばを まとめた 言い方で、文には ない」です。『孫子』の 文は「其の 疾きこと 風の 如く…」で、「風林火山」と いう 四字は ありません。山梨県に 伝わる「孫子の 旗」が「風林火山の 旗」として 親しまれて います。
プリントを 印刷する問題と答えの2まい(A4・PDF)。問題ごとのQRコードから、その場面の動画をひらけます。
この単元のことば
- 軍争篇
- 『孫子』の まとまりの 一つ。「軍争」とも いう
- 疾き
- はやい こと
- 徐か
- ゆっくりと おちついて いる ようす
- 侵掠
- もとは、せめこんで うばう こと。この 教材では「いきおいよく 取り組む」と 言いかえる
- 如し
- 〜のようだ
おうちの方へ
- このシリーズは、国語の故事成語(3・4年)や漢文の音読(5・6年)の学習を広げる、教科書の単元そのものではない読みものです。もとの文は兵の動かし方についての文で、「侵掠」はもとは攻めこんでうばうという意味ですが、この教材では戦い方・武器・戦場はあつかわず、「いきおいよく取り組む」と言いかえて、場面に合わせて動き方を使い分ける、という考え方として、そうじの時間の例で考えます。
- 原文は『孫子』軍争第七(軍争篇)の「其疾如風,其徐如林,侵掠如火,不動如山」で、書き下し文は「其の疾きこと風の如く、其の徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」としました(2026年10月23日に、原文を維基文庫の『孫子兵法』で確認)。原文はこのあと「難知如陰,動如雷震」と続きますが、この教材では四つのたとえだけを取り上げています。書き下し文や言葉の説明は、本によって少しずつちがいます。
- 旗については、山梨県の「山梨の文化財ガイド(データベース)」(2026年10月23日に確認)で、雲峰寺の「孫子の旗」(県指定文化財)が武田軍の軍旗で「疾如風徐如林侵掠如火不動如山」の文字が書かれていること、恵林寺の「孫子の旗」が一般には風林火山の旗として親しまれていることを確かめました。旗を使った人物の話や合戦の話は、この教材ではあつかっていません。