研究検証台帳
全員対象の学校給食は、日本の子どもの果物・野菜摂取の社会経済的な差を縮める
Mai Yamaguchi、Naoki Kondo、Hideki Hashimoto(2018年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.1093/eurpub/cky041
- 確認日
標本
首都圏で行われた社会調査に参加した6〜12歳の子ども719人。子ども向けの簡易食事歴質問票
報告
母親の学歴が低い家庭の子どもほど野菜の摂取が少ない差が見られた一方、給食からの摂取量には家庭の社会経済的状況による差がなく、給食が野菜で約1割、果物で数パーセント、この差を縮めていたと報告した。
限界
- 一般化できない範囲
- 首都圏の横断データで、給食のない子どもとの比較ではない。差を縮めた割合は統計モデル上の分解であり、給食をなくした場合や給食費を無償にした場合の効果は検証していない。
この研究を参照するページ
- 家庭の収入による子どもの食事の差は、給食がある日には小さいと報告されていますか?東日本4県の小学5年生を調べた同じ横断調査の分析2本では、収入による栄養摂取の差は給食のない日に見られ、給食のある日には有意でなかったと報告されています。給食が差を縮めた因果効果を推定した研究ではありません。
- 給食のある日とない日で、子どもの栄養はどう違うと報告されているか日本の小中学生を調べた研究を、栄養の摂取、家庭の収入による差、肥満ややせの3つの問いに分けて、何が報告され、何が未検証かを整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。