研究検証台帳
学校給食が中学生の過体重・肥満に与える影響:日本の全国研究
Atsushi Miyawaki、J. S. Lee、Yasuki Kobayashi(2019年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.1093/pubmed/fdy095
- 確認日
標本
2006〜2015年の政府統計を使った都道府県別の集計パネル。公立中学校の給食実施率と、13〜15歳の過体重・肥満の割合(性別・出生年別のコホート)
報告
男子では、給食実施率が高い都道府県ほど後の年の過体重・肥満の割合が低くなる関連を報告した。女子では負の方向だが有意でなく、やせや平均体重・身長には有意な関連がなかったとしている。
限界
- 一般化できない範囲
- 都道府県単位の集計データで、個々の生徒が給食を食べたかどうかは観測していない。男子だけで有意であり、給食費の負担や無償化の効果は扱っていない。
この研究を参照するページ
- 日本で、学校給食を食べることと子どもの肥満ややせの関係は報告されていますか?日本の中学生を対象にした研究では、過体重・肥満との関係は結果が分かれています。都道府県の給食実施率が高いほど男子の過体重・肥満の割合が低い関連、1975〜1994年の調査で全体では体重への有意な影響がほぼ見られず一部の家庭で給食がないとBMIと肥満が増えたこと、近年の個人データで有意差がなかったことが、それぞれ報告されています。やせとの関連はほとんど見られていません。
- 給食のある日とない日で、子どもの栄養はどう違うと報告されているか日本の小中学生を調べた研究を、栄養の摂取、家庭の収入による差、肥満ややせの3つの問いに分けて、何が報告され、何が未検証かを整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。