研究検証台帳
転校と学力:メタ分析
Majida Mehana、Arthur J. Reynolds(2004年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 大学機関リポジトリ
- DOI
- 10.1016/j.childyouth.2003.11.004
- 確認日
標本
幼稚園から小学6年生までの転校と読解・算数の学力を調べた1975〜1994年の26研究(標本数は62〜15,000人)
報告
個々の研究の効果量はほぼすべて負で、統合した効果量は読解でマイナス0.25、算数でマイナス0.22だったと報告した。転校の頻度、家庭の社会経済的地位、学年で効果量がばらつき、軍人家庭の子どもを対象にした標本は例外だった。
限界
- 一般化できない範囲
- 1994年までの研究を統合した平均で、転校した子としなかった子のもともとの違いを取り除いた因果効果ではない。日本の学校や現在の転校制度での大きさを示さない。
この研究を参照するページ
- 転校した子どもは、学力が伸びにくいと研究で報告されていますか?報告は一様ではありません。1994年までの26研究の統合では転校した子どもの読解・算数が平均して低く、米国テキサス州の学区内の転校では転校した年の算数の伸びが低い結果でした。ニューヨーク市では学校の仕組みによる転校で英語(国語)と算数が低く、それ以外の転校で英語(国語)が上がりました。オーストラリアの転居の研究では、転居が多い子どもの成績の低さは家庭と住まいを考慮すると見られなくなり、中程度の転居は成績の向上と関連しました。日本の学校で同じ比較をした研究は、今回確認した範囲にありません。
- 引っ越し・転校が子どもに与える影響は、研究でどこまで分かっているか転校と学力、引っ越しと心の健康、転校の時期、育つ地域と成人後の所得を、海外と日本の研究の標本と報告に分けて整理します。転入先で変わる子ども医療費助成の対象年齢も、行政統計で確かめます。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。