研究検証台帳
子ども期の転居と健康:メタ分析
Müge Simsek、Rafael Costa、Helga A.G. de Valk(2021年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 大学機関リポジトリ
- DOI
- 10.1016/j.healthplace.2021.102650
- 確認日
標本
1989〜2020年に発表された64研究の844の効果量
報告
子ども期の転居と健康の間に小〜中程度の負の関連があると報告した。関連の強さは、健康の結果の種類、結果を測った年齢、転居した年齢、転居の回数で異なり、親の社会経済的地位、親の婚姻状態、民族、同時に起きた子ども期の困難が主な交絡要因だった。
限界
- 一般化できない範囲
- 観察研究を統合した関連で、転居だけを取り出した因果効果ではない。研究ごとの国や制度の違いを含む平均で、日本の子どもへの当てはまりは示さない。
この研究を参照するページ
- 子どもの頃の引っ越しは、心の健康や行動面の問題と関連すると報告されていますか?関連の報告はあります。1989〜2020年に発表された64研究のメタ分析は、子ども期の転居と健康の間に、さまざまな結果をまとめて小〜中程度の負の関連を報告し、その強さは結果の種類や転居の回数などで異なるとしています。英国の1地域の出生コホートでは、心の健康との関連の多くが子どもどうしの違いで説明された一方、同じ子どもの中では関連の一部が残りました。いずれも観察研究か、その統合で、日本の子どもへの当てはまりはこれらの研究では示されていません。
- 引っ越し・転校が子どもに与える影響は、研究でどこまで分かっているか転校と学力、引っ越しと心の健康、転校の時期、育つ地域と成人後の所得を、海外と日本の研究の標本と報告に分けて整理します。転入先で変わる子ども医療費助成の対象年齢も、行政統計で確かめます。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。