研究検証台帳
学習スタイルの好みに合わせた指導は学びを高めない
Beth A. Rogowsky、Barbara M. Calhoun、Paula Tallal(2020年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.3389/fpsyg.2020.00164
- 確認日
標本
小学5年生(人数は抄録に記載なし)
報告
成人で行った2015年の研究と同じ設計を学齢期の子どもに適用した初めての研究。合わせると学べるかを確かめる形(2015年の成人の研究と同じ設計)で、聴覚型か視覚型かという好みと理解度の間に有意な関係は見つからず、視覚型の5年生のほうが聴覚型より聞く・読む両方の理解度の測定で高かった。
限界
- 一般化できない範囲
- 対象は小学5年生で、聴覚型と視覚型の二分と聞く・読む理解度に限った結果であり、他の学年や教科、体を動かす学び方などには及ばない。
この研究を参照するページ
- 「目で覚える子」「耳で覚える子」のように、子どもの好む学び方に合わせて教えると、成績が上がると示されていますか?今回確認した研究では、好みに教え方を合わせる利点は支持されていません。学び方の好みに合わせると学べるという考えを確かめるのに必要な形の実験はほとんどなく、あっても合わせる考えに反する結果があったとするレビューがあります。小学5年生でその形の実験を行った研究でも、聞く型・見る型の好みと理解度の間に意味のある関係は見つかりませんでした。ただし調べられたのは、主に「目」と「耳」の二分と、読む・聞く理解です。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。