研究検証台帳
学習スタイル:考え方と根拠
Harold Pashler、Mark McDaniel、Doug Rohrer、Robert Bjork(2008年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1111/j.1539-6053.2009.01038.x
- 確認日
標本
文献レビュー(対象者・人数なし。幼稚園から大学院までの学習スタイル研究を検討)
報告
「その子の学習スタイルに教え方を合わせると最もよく学べる」と確かめるには、学習スタイル別の群をさらに無作為に異なる指導法へ分け、同じ最終テストを受けさせて、スタイルと指導法の交互作用を示す実験が要ると整理した。そのような実験はほとんどなく、あっても合わせる仮説に反する結果が出たものがあり、学習スタイル診断を一般の教育に取り入れる十分な根拠はないと結論した。
限界
- 一般化できない範囲
- 方法の整った研究が少ないため「あらゆる形の学習スタイルが否定された」とは言えず、著者らも適切な研究のさらなる実施は有益な場合があるとしている。
この研究を参照するページ
- 「目で覚える子」「耳で覚える子」のように、子どもの好む学び方に合わせて教えると、成績が上がると示されていますか?今回確認した研究では、好みに教え方を合わせる利点は支持されていません。学び方の好みに合わせると学べるという考えを確かめるのに必要な形の実験はほとんどなく、あっても合わせる考えに反する結果があったとするレビューがあります。小学5年生でその形の実験を行った研究でも、聞く型・見る型の好みと理解度の間に意味のある関係は見つかりませんでした。ただし調べられたのは、主に「目」と「耳」の二分と、読む・聞く理解です。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。