研究検証台帳
小学校算数でのまぜた学習:ひき算の解き方を柔軟に使い分けることへの効果
Lea Nemeth、Katharina Werker、Julia Arend、Sebastian Vogel、Frank Lipowsky(2019年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.3389/fpsyg.2019.00086
- 確認日
標本
ドイツの小学3年生236人(まぜて学ぶ群とまとめて学ぶ群に無作為に割り当て。14回の授業からなる単元)
報告
3けたのひき算の、数の特徴を使った工夫した計算・分けて計算する方法・筆算を、まぜて学ぶ群と順に学ぶ群を比べた。まぜて学んだ群は工夫した計算を多く使い、分けて計算する方法と筆算は少なく使い、工夫した計算と筆算を問題に合わせて使う力が高かったと報告している。抄録は、算数の課題をまぜる効果についてのこれまでの結果は一貫していないとも述べている。
限界
- 一般化できない範囲
- まぜた群には解き方どうしを比べる声かけ、まとめた群には1つの解き方が合う場面を考える声かけをしており、まぜることだけの効果とは分けられない。測ったのは解き方の使い分けで、算数の成績全体や文章題への効果は抄録からは分からない。
この研究を参照するページ
- 種類のちがう問題をまぜて練習すると、同じ種類をまとめて練習するより、あとのテストの成績が高かったと報告されていますか?算数・数学では報告があります。7年生(中学校の段階)の数学54クラスの試験では、1か月後のテストの正答率が、まぜた側で61%、まとめた側で38%でした。子どもの算数の実験でも、翌日のテストの得点が約2倍だった報告があります。ただし、練習の最中はまぜた側の出来が下がり、59研究のメタ分析では効果が学ぶ材料で分かれ、単語ではまとめた側が上回っていました。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。