研究検証台帳
子ども期の転居と健康:系統的レビュー
Timothy Jelleyman、Nick Spencer(2008年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 大学機関リポジトリ
- DOI
- 10.1136/jech.2007.060103
- 確認日
標本
子ども期の転居を説明変数とし、健康の結果を測った医学・社会科学の22研究
報告
転居と関連した結果として、行動・情緒の問題の多さ、10代の妊娠、違法薬物の使用開始の早さ、思春期のうつ、医療の継続性の低下を挙げた。質が低いと評価された研究ほど統計的に有意な結果を示しにくく、研究間の違いが大きいため統合はできなかったと報告した。
限界
- 一般化できない範囲
- 既存研究の整理であり、転居そのものが健康を悪化させる大きさを推定していない。国際移住や学業成績だけを扱う研究は対象外で、日本の研究を対象にしたものではない。
この研究を参照するページ
- 子どもの頃の引っ越しは、心の健康や行動面の問題と関連すると報告されていますか?関連の報告はあります。1989〜2020年に発表された64研究のメタ分析は、子ども期の転居と健康の間に、さまざまな結果をまとめて小〜中程度の負の関連を報告し、その強さは結果の種類や転居の回数などで異なるとしています。英国の1地域の出生コホートでは、心の健康との関連の多くが子どもどうしの違いで説明された一方、同じ子どもの中では関連の一部が残りました。いずれも観察研究か、その統合で、日本の子どもへの当てはまりはこれらの研究では示されていません。
- 引っ越し・転校が子どもに与える影響は、研究でどこまで分かっているか転校と学力、引っ越しと心の健康、転校の時期、育つ地域と成人後の所得を、海外と日本の研究の標本と報告に分けて整理します。転入先で変わる子ども医療費助成の対象年齢も、行政統計で確かめます。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。