研究検証台帳
子どもの医療費助成と受診抑制
陳勝(2024年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 大学機関リポジトリ
- DOI
- 10.14943/rcccd.19.33
- 確認日
標本
北海道の14市町村で2016年と2021年に実施された子どもの生活実態調査(小学2年・5年、中学2年、高校2年の保護者の回答)
報告
2回の調査の間に通院の助成が新しくできた地域・学年では、「受診させた方がよいと思ったが受診させなかった」割合が下がった例を報告した。たとえば札幌市の小学2年生では19.4%から14.0%へ、稚内市の高校2年生では20.2%から13.7%へ下がった。
限界
- 一般化できない範囲
- 同じ地域・学年の2時点の割合を比べた結果で、助成以外の変化(2021年は新型コロナの流行期)と分けた推定ではない。北海道の14市町村に限られ、受診控えは保護者の回答で、健康への影響は測っていない。
この研究を参照するページ
- 窓口で3割を払う地域では、子どもの受診を控える家庭が多いと報告されていますか?多いという報告があります。東京都・長野県・広島県のふたり親で生活保護を受けていない世帯の中学2年生では、3割負担と償還払いの自治体で0円の自治体の約2倍とする研究があります。北海道では一部の地域・学年で助成ができた後に割合が下がった例がありますが、2時点の比較で助成以外の変化と分けていません。どちらも保護者の回答で、控えた受診が必要だったかや健康への影響は測っていません。
- 子ども医療費助成で受診が増えることと、子どもが健康になることは別の問い子ども医療費の助成が広がったとき、受診、受診の中身、入院や健康、受診控え、親の負担について日本の研究が何を報告しているかを、研究ごとの対象と限界とあわせて整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。