研究検証台帳
「不登校に関する実態調査」~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~
文部科学省 不登校生徒に関する追跡調査研究会(2014年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 行政機関の報告書
- 確認日
標本
平成18年度に中学3年に在籍し不登校として計上された41,043人が対象。在籍中学校への調査28,388人分、本人への無記名アンケート1,604人(平成24年1〜3月、20歳前後)、インタビュー379人
報告
アンケートの回答者では、中学卒業後の高校進学率は85.1%、高校中退率は14.0%で、平成5年度の不登校生徒を追った前回調査(65.3%、37.9%)より高校進学率が高く中退率が低かった。20歳時点で就学か就業をしている人は81.9%だった。中学3年当時に受けていた支援は、学校の相談員が34.0%、教育支援センターが19.7%、フリースクールなどの民間施設が8.8%で、何も利用しなかったは22.5%だった。
限界
- 一般化できない範囲
- 本人アンケートの回答は対象者の一部で、回答した人に偏りがあり得る。不登校でなかった生徒との比較や、受けた支援の種類ごとにその後の進路を条件をそろえて比べた分析ではない。
この研究を参照するページ
- フリースクールなど学校外の学びの場に通うと、その後の進学や就労が良くなると、比べた研究で示されていますか?今回確認した資料からは示されていません。不登校だった人のその後を追った国の調査や、経験者の振り返り、卒業生への聞き取りはありますが、通った人と通わなかった人を条件をそろえて比べ、通ったことの効果を取り出した日本の研究は確認できませんでした。
- フリースクールや心理的支援について、確かめられていることと、まだ比べられていないことフリースクールに通う家庭の調査、不登校だった人のその後を追った国の調査、主に海外の心理的支援の研究をまとめた系統的レビューを、何を測った研究かで分けて読みます。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。